萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

お盆が近づくと、私は前期授業の採点と預金通帳の残高点検で目を回すのが、非常勤講師職を拝命して以来の通例です。テストの採点は当然ながら生活の資を稼ぐためであり、預金釣朝の残高点検はお盆を通して行われる「大散財イベント」、下鴨神社の古本祭りでの軍資金の確認のためです。

今年はそのうち、採点はさておき、古本祭りが中止となってしまいました。青天ではあるが、人が多く集うイベントは罷りならんとのお上のお達しによるものです。非常時というのは解らなくもないのですが、それにしてもこれでは人間を屋内に閉じ込めるということで、熱中症対策としても防疫策としても賢明とはいえないのではないか、とぶつくさ考えてしまうわけです。ちなみに私はこの夏もエアコンをつけず、自然の風に頼って生存しています。

そんな私の無聊を慰めてくれるイベントが、三月書房跡で開催されている、

萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

です。6月11日から定休日が「月・カ・水・木・金・土・日曜日」となった名書店の跡地を使って、古書店2店舗が小規模な古本祭りを開催するというのです。日中に時間があった今日、寺町二条に自転車を走らせて、目に付いた本をいくつか購入してきました。初日に行ったら、もっと本があったかもしれません。まぁそれは言わない約束で。会期は、送り火の8月16日までです。

これは買っておこうか、と思った次第。今年は四国での遍路見習いは難しそうですが、比較のために勉強しておこうかと。

 

 

3~5月にかけてあれほど騒がれた百年前のパンデミックスペイン風邪」との比較が、どういうわけかパッタリ途絶えています。歴史学徒としては、かじっておかないと、と思ったわけです。これはちなみに、昨日ご挨拶に伺った、非常勤先のT内先生からお借りしたものです。ありがとうございます。