成績報告も終わり

(2月23日更新)

何とか成績報告も無事に終わりました。1月末から2月初旬にかけて、外に行く用事を作りまくっていたので、なんとか終わらせることができてよかった。

さて、不在中に、古代世界研究会の『かいほう』が届いていました。今号は、昨年10月に開催された第12回日韓中西洋古代史研究会の特集号です。私も報告したので、報告者の一人として名前が載っているのは感慨深いです。所属もクレジットされるので、非常勤先のひとつ、佛教大の所属としました。一番最初に非常勤としての仕事をくれた大学への敬意を表して、であります。

この号では、いくつか楽しい、というより嬉しい記事を読むことができました。ひとつめは、中国からのシンポジウム発表者・呂厚量博士の寄稿記事があったことです。同じ時期にエディバラに留学しており、私は修士、彼は博士の院生でした。現在は北京の中国社会科学院世界歴史研究所で研究員をしており、本来であればソウルで久闊を叙するはずでしたが、・・・オンラインでの開催だったために、適わなかったのは残念です。代わりといってはなんですが、2019年に名古屋大学で行われたワークショップでのことに、わざわざ私の名前を言及してくれたのは嬉しいことでした。

もうひとつ、こちらは嬉しいと云うより感慨深い記事でしょうか、大戸千之先生の記事が読めたのは収穫でした。「40年の回想」と題された記事は、大戸先生にしか書けない、しみじみとした味わいに満ちたエッセイです。学部生の頃から受けている先生のご指導を振り返りながら、行間をしみじみと味わいました。