福井・鯖江行

※9月2日更新

これまで、金沢や富山での研究会のため、福井県を通過したことは何度かありました。しかし、これまでは通過点だった場所が、今回の目的地です。
ベトナム戦争の報道写真で有名な沢田教一の写真が、鯖江に大量に保存されていて、その写真展の企画が進行中−旅仲間のかずよさんから聞いた情報が、今回の福井行の決め手となりました。昨日、京都を朝8時過ぎに出発、湖西線で一度乗り換え、鯖江駅に到着したのは10時半ごろでした。駅まで出迎えてくれたかずよさんの運転で、向かった先は鯖江の博物館である「まなべの館」。

「澤田教一展」〜懸命に生きる人々の、命の記録〜

と銘打たれた写真展は、しっかりした解説もあり、充実したものでした。
その後、福井市に移動して、今日の宿である、ゲストハウスSAMMIE'Sに荷を置きます。宿のご主人はお子さんができたばかりということで、思わずほっこり。そして、かずよさんに連れられ、市内の安文酒店というところであった『やすぶんちゃんの地酒のみくらべ会』に飛び入り参加。旨い料理と地酒、そして思いもよらず国際色豊かな、楽しいひと時を過ごしました。
明けて今日は、朝から永平寺へ。実家が曹洞宗門徒ということもあり、永平寺は一度はお詣りしたいところでした。福井駅の東口から直行バス「永平寺ライナー」に乗り、30分ほどで永平寺に到着。入口の吉祥閣というところで説明を受けた後で、寺内を一巡り。渡り廊下で建物がつながっており、外に迷い出ることがない構造になっているため、1時間ほどで拝観は終了。山の中である所為か、江戸末期ごろ以降に再建された建物が多いようです。
永平寺を出た後は、一乗谷へ。戦国大名・朝倉氏の本拠地後は、谷の真ん中を流れる河を挟んで、朝倉家の居館と武家屋敷や町人の住居が向かい合う構造になっていたようです。谷に吹く風が涼しい、兵共の夢の跡でした。永平寺一乗谷の両方を一気に見てまわることができる共通券を、フルに活用しての福井郊外観光でした。








行った順番とは逆ですが、一乗谷永平寺→福井→鯖江の写真群です。