Dr.関塾桂校閉校慰労会

非常勤講師として教壇に立つことになった2016年は、個別指導塾のアルバイト講師としての仕事を始めた年でもありました。大学と中高生相手の授業を同時にやるということは、必然的に双方を比較しながら教育ということを考えることにつながります。

長く続けていると、かつての教え子と同僚になるということもありますし、あるいは大学構内で遭遇するということだってあります。今年の箱根駅伝では、教え子が走るということまで目にしました。義理人情もあります。そんなこともあって、非常勤講師稼業が軌道に乗ってきた後も塾講師を辞める気分になかなかなれず、8年が経過していました。

この2年ほどは塾が本格的に不安定でしたが、本年度に入ってから塾を閉める話が本格化しだし、昨年末にその方向が決定しました。私の最後の授業は2月16日、今回のヨーロッパ行に出発する4日前でした。最後に受け持った子の一人が、親御さんと一緒に大学の合格報告に来てくれました。そして今日、古参の講師4人で最後の慰労会となった次第です。

私に多角的な視座を与えてくれた皆様、ありがとうございました。これから桂に行くことも少なくなるのだろうなぁ。