※6月19日更新
オンライン開講という形式で、非常勤のコマをもらっている各大学が一斉に授業を開始したのは、GWが明けた5月11日以降のこと。幸い、最低限の設備を事前に持っていたためにある程度は対処できていますが、準備に追われるのは通常授業のときと変わりません。出講に要する移動時間がないことは唯一の救いといえるのですが、学生と直接に顔を合わせないことの不具合は、覚悟のはるかに上を行きます。
さて、設備が最低限であるということは、古くなった設備を新しいものに買い替え、足りない設備を買い足していかなければならないということでもあります。非常勤の哀しいところで、こうした機材を、自腹で買いそろえていかなければいけないわけです。まぁ、どうせ要るモノだったといえばそれまでですが、それにしたところで、追加予算は付きません。昨年末に、官公庁払い下げのPCを廉価で購入した時は想定していませんでしたが、現在その新しいPCがフル稼働しています。
その他周辺機器を求めて寺町の電気屋街をフラフラするのがすっかり土日の習慣になってしまいまして、下鴨劇場の音響時代を思い出してしまいます。ついでに、閉店間近となった二条寺町の名書店「三月書房」の現状を定点観測することも、寺町通いの目的の一つです*1。
運動不足解消もかねての寺町通いの帰り道、ふと京都御所近辺に立ち寄ってみると、入場を制限していませんでした。カメラを携えておりませんが、入り口付近を見てみたところ、混んでいるようには見えません(時節柄、当たり前ですが)。そんなわけで、自転車を停めて京都御所に入ってみました。前に御所の敷地に足を踏み入れたのは、いつでしょうか・・・確実なのは、いまは京都大学で教鞭を執っておられるU島先生の授業の学外見学で、まだ通年公開ではない時期に行ったのが、一番確実な記憶です。そうなると20年以上ぶりなんですが、さすがにそんなことはないと思います・・・たぶん。入り口で体温を測られて敷地内に入ると、閑散としています。ところどころ工事しているところもありますが、紫宸殿をはじめとする建物を、じっくりと見て回ることができた、土曜の昼下がりでした。