2022-01-01から1年間の記事一覧

永観堂特別拝観打ち上げ

12月31日更新 本年も、11月は永観堂の特別拝観で奔走いたしました。昨年、途中で息切れをしてしまったので、今年はバイトのペースを少し落として入ることにしました。その象徴は、洛北史学会のためもあって終日入らない日にした、昨日です。 今年の紅葉は色…

第23回洛北史学会定例大会参加記

2月27日更新 洛北史学会の例会に参加してきました。報告は下記のとおりです↓ 稲穂 将士氏「近世後期丹後国宮津藩の流通政策と地域社会」 德丸 貴尋氏「享保期における町人の茶の湯」 石谷 慎氏「中国古銅器の蒐集と倣古・偽古 ―博物館資料としての再評価に向…

前田耕作先生の訃報

12月31日更新 www.yomiuri.co.jp 前田耕作先生が、彼岸に旅立たれました。先生の御著書『バクトリア王国の興亡』を入手したのは、高校時代のことでした。もともと司馬遷の時代を研究対象と心に定めていた私が、いまの研究を始めるに当たっての手引きとなった…

3年ぶりの神楽奉納

12月31日更新 実家で毎年行われてきた秋の祭礼は、この2年ほど、中止が続いてきました。理由は第2SARS(SARS-Cov-2)の所為であるわけですが、今年も祭礼そのものは中止となりました。ただ、山車は出さないけれども氏神様の八所神社での神事は行うとのことで…

映画鑑賞記:『荒野に希望の灯をともす』

10月13日更新 東寺のすぐ近くに、京都みなみ会館という小さな映画館があります。小さな箱ですが、大映画館ではあまり上映しないような映画を多く上映するところです。普段であれば東寺に行くのですが、今日はその東寺を無視して、この映画館に行きました。受…

仙台・平泉ひとあるき~東北初訪~

10月11日更新 8月20日まで、大学の成績報告等々で、京都を離れる余裕など欠片もない日々でした。実はその後も、追試監督などの予定が入りそうな情勢で、遠出ができそうなのは9月の初旬のみ、という事態が徐々にみえてきたのは7月末頃でした。そのころには、…

第24回洛北史学会大会「「活用」概念をとらえかえす-文化財保護と歴史叙述-」参加記

9月7日更新 例年であれば、洛北史学会の大会は6月第1土曜日です。通常、この日は西洋古典学会の初日であり、2013年に東京大学で行われた古典学会に参加して以来、洛北史学会よりも西洋古典学会の参加を優先してきました。 それが、今年は異例のことながら、…

古本祭りと大文字送り火

9月23日更新 下鴨神社の恒例行事・夏の納涼古本祭りに、今年も足を運ぶことができました。野暮用で浜松・掛川に足を運んだ以外は、連日、古本祭に出没しました。高野川を挟んだ反対側に自宅があるので、散歩にもちょうど良いということではあります。もっと…

古代ギリシア文化研究所主催・第3回西洋古代史インターユニ・ワークショップ参加記

8月21日更新 それは昨日のこと。帰省準備をボチボチしていた私のところに、古代ギリシア文化研究所のS藤先生から「第3回西洋古代史インターユニ・ワークショップ」の案内メールが回ってきました。平たくいえば、西洋古代史の合同卒業論文中間発表会です。過…

鈴木敏夫とジブリ展

水曜日は授業が朝から4時まで連続するという一日です。授業を終えると、もう立っているのもやっとという状態になるのは情けない限りで、かといって座ると途端に舟をこぎだしてしまいます。 しかし、今日だけは、その体に鞭打って、授業終了と同時に外に駆け…

第72回日本西洋古典学会@京都大学参加記

6月18日更新 京都大学で行われた、西洋古典学会に参加してきました。参加「しました」ではなく、参加「してきました」としたのは、実際にその場で行われた学会に、直接赴いて、発表を傍聴してきた、ということです。 これ以前に会場で行われた学会・研究会へ…

3年ぶり、春の古本祭り@みやこめっせ

5月22日更新 昨年・一昨年と中止になってしまった、ゴールデンウィーク恒例・みやこめっせの古本祭り、今年は無事に開催されました。私は初日の5月1日に愛宕山に登っていたため、2日目と最終日・5日の2度の参加でした。今年は初日が日曜日だったので、たぶん…

雨中の愛宕山詣り

5月22日更新 海の彼方に思いを馳せる日が続くという状態は変わりませんが、寓居のある京都近辺でも、足を運んでいないところが多くあります。その一つが愛宕山でした。私にとっての山登りの師匠であるワラーチ職人・高田マイスターの音頭による愛宕山ハイキ…

春の瀬戸内ふらふら紀行

5月3日更新 青春18切符をフル稼働して、京都から広島~松山~琴平~高松と回ってきました。実はこれまで、松山も善通寺も高松も行ったことがないという状況でしたので、SARS-Cov-2騒ぎで日本から出られない今のうちに、と思い立った次第です。 さて、青春18…

春の「鬼の里」訪問

(3月26日更新) 陽気につられて(以下略)。今日は、1月にも足を運んだ大江山・雲原の鬼そば屋に足を運びました。前回は雪景色の中を舞鶴から向かいましたが、今回は京都から日帰りです。 二条駅から山陰本線で園部に出て、乗り換えます。どうしても2時間弱…

春の御室自転車行

3月21日更新 春の陽気に誘われて、御室に自転車で向かいました。目的地は、蓮華寺です。真言宗御室派の別格本山で、石仏がズラリと並ぶ、こぢんまりしたお寺です。 五智山蓮華寺境内 ただ、真言宗の御室派というと、このお寺のすぐ隣にとんでもなく大きなお…

神戸市立博物館「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」展

2月25日更新 よく晴れた日、神戸三宮に足を運びました。目的は、神戸市立博物館で開催中の「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」展見学です。気の所為か、最近はエジプト関係の特別展に足を運ぶことが、やけに多いような・・・気の所為ではなく、エジプ…

成績報告も終わり

(2月23日更新) 何とか成績報告も無事に終わりました。1月末から2月初旬にかけて、外に行く用事を作りまくっていたので、なんとか終わらせることができてよかった。 さて、不在中に、古代世界研究会の『かいほう』が届いていました。今号は、昨年10月に開…

橿原考古学研究所付属博物館特別陳列「Dear Palmyra, 廃墟からの希望-復活したシリアパルミラの彫像-」見学記

橿原考古学研究所(以下、橿考研)に、久しぶりに足を運びました。どれくらい久し振りか検索してみたら、なんと、もう十年近く前です。第19回のヘレニズム~イスラーム考古学研究会が、金沢ではなく橿考研で開かれた時以来です。 さて、橿原にとんとご無沙汰…

年始の岡山行

2月11日更新 年明けの8日と9日に、岡山に足を運びました。理由は何のことはない、青春18切符の消化目的です。 岡山は、本当は2020年の3月に訪問する予定だったのですが、体調が微妙だったために当日に取りやめをしました。それ以来ということになります。も…