春の御室自転車行

3月21日更新

春の陽気に誘われて、御室に自転車で向かいました。目的地は、蓮華寺です。真言宗御室派の別格本山で、石仏がズラリと並ぶ、こぢんまりしたお寺です。

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五智山蓮華寺境内

ただ、真言宗の御室派というと、このお寺のすぐ隣にとんでもなく大きなお寺が総本山としてありまして、仁和寺です。ずいぶんとご無沙汰しておりますので、吸い込まれるように仁和寺にも参拝していました。

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仁和寺中門から二王門を望む。やはりでかい。

広い伽藍の中には無料公開の建物も多くあるのですが、今日から3日間、普段は公開していない、国宝の金堂が公開されているので、拝観料800円を納めて中に入りました。江戸初期(慶長年間)の御所・紫宸殿を移築したものとのことで、これは歴史屋としては見ておかねば、と思った次第です。本堂の中はご本尊の阿弥陀三尊像などの仏様が鎮座するだけで飾り気などはありませんでしたが、それだけに装飾を剥ぎ取った紫宸殿の姿をしっかりと確認できるのは良かったです。外から見ると、現在の京都御所紫宸殿より少し小さいかな?と思って検索してみたところ、やはり仁和寺の方が少し小さいようです(→こちらを参照)。

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仁和寺金堂。普段は非公開。中を拝観できたのは僥倖。

ものはついで、ということで御所エリアにも入りました(金堂の拝観券を見せると700円で入場可)。こちらは明治時代に火災で一度焼け、その後再建されたものです。黒書院が工事中でしたが、宸殿や白書院、そして庭園を見て回ることが出来ました。よく晴れた暑い一日、実によく汗をかきました。

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庭園から勅使門と二王門を見る。