永観堂特別拝観打ち上げ

12月31日更新

本年も、11月は永観堂の特別拝観で奔走いたしました。昨年、途中で息切れをしてしまったので、今年はバイトのペースを少し落として入ることにしました。その象徴は、洛北史学会のためもあって終日入らない日にした、昨日です。

今年の紅葉は色づき始めが非常に早く、最初に入った11月第一週の時点で、すでに見ごろに差し掛かった感がありました。そのため、散るのも早いだろうと最初は考えていたのですが、その後は寒さが本格化するのがゆっくりになったためか、結局一番の見ごろは例年同様の11月下旬に落ち着きました。そのあたりでテレビの取材が入ったため、11月の最終土日は、人出がとんでもないことになっていました。

過去2年と違い、今年は異国の客が多く来ていました。欧米はもとより、東南アジア系の来客も多数でした。円安の影響もあるでしょうが、我慢に我慢を重ねて、やっと国の外に出ることができた、そんな雰囲気を漂わせていました。

そして、・・・永観堂に限らず、この11月の京都は、観光客が一気に増えたと感じます。2019年まで深刻な問題になっていた「オーバーツーリズム」から、2020年以降に2年超続いた外出「自粛」による観光客過疎状態へ、京都の観光をめぐる環境は、まさに180度の転換を経験しました。すなわち、2019年までの観光客過剰という問題は根本的に解決されないまま、持ち越されたままということです。今年の客の戻りで喜んでもいられないだろうが、さてどうなるのか、と危惧されるところです。

そんな感慨はさておき、写真を一部、アップロードいたします。