「定家と長明」 展 スタジオジブリが描く乱世

堀田善衞氏の『方丈記私記』『定家明月記私抄』を原作にもしアニメーション映画を作ったら…という設定で、スタジオジブリが描く展示企画「定家と長明」展。重要文化財「神服殿」を会場にスタジオジブリが空間プロデュース し、宮崎吾朗監督らのイメージボード、キャラクター設定などを展示。(ウェブサイトより)

史学ゼミの後輩・Kさんが投稿していた記事をみて、ふと思い立って下鴨神社に行って参りました。下鴨社は下宿からまっすぐ南に下ったところに位置しているため、そばを通過することはよくあるのですが、あまり境内まで踏み込みません。そのようなわけで、久方ぶりに神社内に足を踏み込みました。
表題に出ている「定家と長明」展が行われていたのは神服殿という建物でした。映画の筋立てやキャラクターデザインなどは、かなり組み上がっているようで、登場人物・舞台設定のラフスケッチが、重文の建物内に展示されていました。ただ、未完成の状態で、映画の公開予定も立っていない・・・ということで、有志が映画実現を呼びかけており、その一環の展示といったもののようです。これは、公開されたら観てみたいかも・・・
さて、この展示の券で、境内にある「大炊殿」という、普段はなかなか入らないところにはいることができました。神社のお供え物を調理したところとのことで、なるほど調理関係の展示がいろいろ並んでいましたが、ここから更に奥に入ると、神社ゆかりの品がいろいろと陳列されていました。なかなかに充実した、下鴨神社で過ごす昼のひとときでした。