トプカプ宮殿の至宝展

昼から、友人N女史と京都文化博物館へ。本日はバイトではなく、特別展の「トプカプ宮殿の至宝展」見学のためである。
まずは一言。
凄い。
当然ながら本場・トプカプ宮殿内の博物館のモノを全て持ってくるなど不可能だが、それでも厳選したエッセンスを持ってきた事がよくわかる。一番感動したのは、モノとしてはやや小振りだが、メッカ・カァバ神殿(正確には「神殿」という語は適当ではないのだが、それはひとまず措く)の鍵。メッカを征服したセリム一世以降の歴代スルタンは即位時の慣習として鍵を代々送ったとの事で、そのうちのひとつが来ていたのだが、これが全て黄金。実用性があまりあるとは思えない、象徴的な錠前だが、こんな貴重なモノを持ってくるとは驚き。
もうひとつ驚いたのは、親王誕生記念という事で特別にお目見えしていた金ぴかの揺りかご。こりゃひょっとして、日本側からではなくてトルコ側からの働き掛けで実現したんじゃないかと思わせる、見事な一品である。
モノの豪奢さと金ぴかさに目を取られて(目がチカチカした)展示の方法までは気が回らなくて、途中でふと気が付いて回り直してみたが、どうなんだろうか。わざとスペースを広めに取ったのか、もしくはモノがモノだけに雑な扱いが出来なかったのか・・・もう少しモノを詰め込む事も出来たかな?とは思った。個人的には、小さめのモノを集めたフロアの照明が宝石屋さんみたいだったのが非常に面白かったが。
で、同行者が一言。
「(現地に)行きたくなってきちゃった」
それには激しく同意しますが、・・・え、私の同行を依頼しているのかな?それは止めておいた方が良いかと思います。ええ、ペース無茶苦茶なんで。