学科旅行・二日目

※この日記は、8月2日に書きました。


起きると、頭が痛い。睡眠不足もあるだろうが、昨日の夜の宴会で呑んだ焼酎が効いたのだろう。水みたいな感じで非常に口当たりがよく、スイスイ呑んだのが拙かったようである。まあ、朝風呂のおかげもあってか、それほど二日酔いは尾を引かなかったが。
さて、本日最初の目的地は、まず白峯寺という坂だらけのお寺を見学する。この寺の敷地内に、崇恕y天皇の陵があるのが目を惹く。そして、一行は丸亀に入り、丸亀城へ。江戸時代創建の天守閣が未だに残っているのだが、その縄張りを見て唸る。四国という地は、確かに小高い丘だらけで城を築くには非常に好都合だろうが、それにしてもこの城の規模は、到底6万石の小大名の居城とは思えない。場内で一番の高台に位置する天守閣は三層で、やや大きい櫓、という感じのものであるが。
お城見学の後、善通寺へ向かう。此処で一行は二手に分かれ、一班はそのまま善通寺見学、第二班は此処で合流するH先生、それにU先生の二人に先導されて、近隣の古墳見学へ向かう。私は第一班で、このまま善通寺見学。その前に、昼なので腹ごしらえである。
さて、四国といえばうどんだが、善通寺脇のうどん屋で、ようやく名物のうどんにありつくことが出来た。私が店内にはいるとまもなく、三回生の女子たちが大勢入店してくる。丁度お昼時、この店(「大師うどん」という)も名の知れた店らしく、店内は昼食客で一杯、かくして女子たちはひとつところにまとまることが出来ず、分散せざるを得ない。かくして私と同席する人も出て来る。思わずその人たちを相手に喋りまくってしまうが、三十路も近い私の話が面白かったのかどうか、非常に心許ない。付き合ってくれてありがとう。この店のうどんも美味かったが、中にはうどんを食べるために遠出した挙げ句に集合時間に遅れた剛の者もいた。で、肝心の善通寺だが、大きくて立派で吃驚。歩いている間にくたびれてしまう。真っ先に目を惹いたのは、駐車場からの入り口すぐのところにある、ビルマ風のパゴダである。ビルマ戦線の戦没者慰霊塔だそうな。
さて、善通寺の後、我々一行は満濃池という溜池を経由して、宿所・琴参閣へ。金刀比羅宮にほど近いところにある温泉旅館なのだが、その大きさに、バスの乗客一同からは驚きの声が上がる。四国では一番大きい温泉旅館だそうで、ここでは将棋の名人戦王座戦か忘れたが、そんな対局が行われる、由緒あるところという。私の場違い感は、誰にも否定できないな(爆)。
で、荷物を預けて、金刀比羅宮参詣。石段また石段で、足が痛くなる。その為かどうか、すっきりと晴れた今日、非常に見晴らしがよい。

そんな疲労を癒してくれたのは、地上10階のところにある展望温泉。非常に、よい眺め。天気に非常に恵まれた学科旅行である。・・・思えば、七夕なのである。こんなに天気穏やかな七夕というのも珍しいのではないか。ホテルの入り口には、短冊を一杯に吊された笹があった。私が書いたのは、次の一言。
「今年こそ日本脱出」
・・・見た人は笑っていたな。
そんなホテルのロビーの写真はこちら↓