ロンドン、堪能中

到着日時を一日間違えるという、信じがたいミスをした到着から一夜明けた。
今日は、8年ぶりに大英博物館へ行く。バスで行ったのだが、風情の塊である。二階建てバスで大英博物館まで1時間ほど、これもまた非常に赴き深い。おそらく8年前には(何故か!)発見出来なかったロゼッタ・ストーンの前で号泣寸前。感涙また感涙。相変わらず広壮な博物館、どれだけ悪口を言っていても、やはり見学時間3時間は無理ありすぎ。殆ど駆け足。ただ、今回は旧・大英図書館が見られなかった。円形の建物はミレニアム・ホールなる白い覆いで覆われ、特別展のためだろうか、中に入ることが出来ず。機能がどうこうではなく、やはりここにきたらマルクス資本論を書いた机を見ないときがすまない、というだけのことだが。
大英博物館をいやいや出ると、次は大英図書館へ。ここは略して「BL」というのだが、この略称を用いるのはどうやら専門家だけらしい。専門家以外の人が日本で用いるとまったく別の意味になるから、
「日本では、使う時と場合を選ばないとだめですね」
とは、同行してくれたそらみ君の弁。この広壮な図書館は証明証がないと利用できないらしく、閲覧は泣く泣くあきらめ、図書館内の博物館でマグナ・カルタを見て満足せざるを得ず。この博物館内で旧知の旅人・トラさんに合流し、歓談の後晩餐。楽しいひと時だった。