雨の夜に

午前中は天気が保ってくれたので、立命館への行き帰りは雨に降られずに済みました。但しその代わり、汗でびしょ濡れ・・・何とも不快指数上がりまくりの一日でした。
さて、午後は研究室で勉強していたら、後輩のヒゲちゃんが遊びに来たので、別の後輩数名と、id:t-kawase先生の研究室にお邪魔し、雑談ついでにそのまま夕食に行くことになりました。雑談の内容は特に明かしませんが、凄く「濃い濃い濃い」話であったとだけは申し上げておきます。
何とも調子の今イチの一日でしたが、理由は昨夜、風呂上がりに読んだこちらの一冊の所為です↓

誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)

誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡 (集英社文庫)

あんなにユーゴが苦しい時に、そのユーゴの代表主将、輝ける英雄が、はるかに離れた極東のサッカー後進国の、名古屋などという「巨大な田舎」に、それも引退のその瞬間までいてくれたという、その事実に今さらながらに胸が震えて、思わず読みふけってしまいました。2000年の冬、この目で直に見たユーゴの内戦の爪痕、廃墟と化してなお立ち尽くすベオグラードサライェヴォのビル・・・「よくぞ、よくぞ名古屋に、居続けてくれた」そう思うと、胸が熱くなります。彼の引退試合で号泣したという千田善さんの気持ち、よく解ります。