訃報二つ:つかこうへいと、梅棹忠夫と

明け方に起き出して、ワールドカップの決勝を観戦していました。一応、予想通りスペインが優勝しましたが、ドイツとやる前は「ドイツ有利」って予想していたんだがなぁ(苦笑)その関連のニュースを検索していたら、こちらの記事が出て来て絶句しました。

訃報:つかこうへいさん死去62歳 戦後を代表する演出家
蒲田行進曲」「熱海殺人事件」など反権力や社会的弱者を題材にした作品を数多く発表、戦後の演劇界を代表する演出家、作家のつかこうへい(本名金峰雄=キム・ボンウン)さんが10日午前10時55分、肺がんのため千葉県鴨川市の病院で死去した。62歳。葬儀・告別式は近親者で済ませた。(以下略、毎日新聞

演劇に足を染めたことのある人間にとっては、絶対にスルーできない大物中の大物のひとりと申し上げて良いでしょう。私にとって、つかこうへいといえば、何といっても「熱海殺人事件」です。吉田の寮食で、京大の西部講堂で、何度も観た演目でもあります。ついに巨星が落ちたのか、と嘆息していたら、次にこの訃報を観て絶句↓

訃報:梅棹忠夫さん90歳=文化人類学「文明の生態史観」
「文明の生態史観」などの独創的な著作で知られ、日本の民族学文化人類学研究をリードしてきた国立民族学博物館(民博)顧問で初代館長の梅棹忠夫(うめさお・ただお)さんが3日、老衰のため亡くなった。90歳。(以下略、こちらも毎日新聞

「文明の生態史観」の提唱者まで、あの世に旅立ってしまうとは・・・との思いもさることながら、もう90になっていたんだ、とそれもまた驚きであります。