アコリス研究会@名古屋大学

名古屋大学が主催している、アコリス発掘調査報告会には、今年で2年連続3回目の参加となりました。残念ながら今年度は現地での調査は出来なかったとのことですが、報告会は例年通りの開催です。今回は、初日である昨日・15日のお昼頃に京都から乗り付けたため、えらく忙しいことになりましたが。
忙しい理由は、今年の研究会での報告を引き受けてしまったためです。毎年、一本は部外からの報告枠があるようですが、昨年の研究会で、
「来年の報告会では、一本報告をお願いしますね」
という無言の打診を受けておりました。案の定、報告依頼が来たために謹んでお引き受けした次第です。
そうはいっても、本式の研究報告は一昨年5月の西洋史研究会以来、人前で喋るにしても昨年8月のギリシアローマ美術館講義以来のこと。実は内心ビビッていたのですが、そんな私の内心を他所に、私の前の報告は所定の時間など何処吹く風、私が報告を開始したのは、・・・予定では、質疑も終えているはずの時間でした。その所為、ではないと思うのですが、舌が回らないまわらない。ちなみに報告題目は、
「小アカイオスの反乱―第4次シリア戦争時のセレウコス朝王族反乱とプトレマイオス朝―」
というモノです。エジプト学の人たちだらけの所でわかりにくい話をしてしまったなぁ、と思っていたら質疑をたっぷりと受けまして、おかげで質疑応答の時間も所定を大幅超過で、・・・まことに申し訳ありませんでした。懇親会も楽しかったのですが、一夜明けて今日は、最後の報告がザヤーン調査の時に散々お世話になった中野先生のもので、思わず懐かしくなりました。研究会参加者の皆さん、ありがとうございました。