「本店」の話を少し

本家「洛北孫子亭」をご覧の方はご承知の事であろうが、本宅の方のトップページを更新した。
あんな格好をして、神戸三宮を闊歩したのかと思うと、我ながら笑えてくる。なお、左肩に抱えている黄金色の円筒は、会場にあったクラッカー三連発射用のバズーカである。


さて、今日は午後、ギリシア史の概説みたいな話を、日本考古学専門の学生の前でする。いま、考古の学生と一緒に読んでいる洋書のテキストを読む前の、イントロみたいなモノである。
何故こんな事をするのかというと、ギリシア史・・・というか、みんな西洋古代史に関して知識が薄いため、である。こりゃまた、結構困ると思うのは、テキストを読んでいても、固有名詞がサッパリ解らないので、先に進まないのだ。さらに加えて言えば、(色々と議論を始めるとえらい事になるが)古代ギリシア史といえば、なんだかんだ言っても西洋文明の古典であり、民主主義の基礎教養の重要な一角を占めるのだ。その意味でも、やっておいて損はない。
難点は、私が純然たる「古代ギリシア史研究者」ではない事だろうか。おかげで、頑張って準備をしてきたわりには、5枚近くに及ぶレジュメの内容を喋りきるのに1時間強しかかからなかった。まだまだ研鑽が足りないな・・・
ちなみに読むテキストは、以前にも紹介したが、こちら。↓

来週から、テキスト講読か。結構大変だな・・・