梅雨時の遠駆け

昨日夜、バイトの夜勤の後に別口の仕事を片付けなければならず、夜更かしして大学に来てみれば、午前の授業が休講。うーん、西洋史学会の所為だな。
そんな具合に睡眠が極度に不足している状況が一日続いたため、5限の考古の洋書講読も、調子はガタガタ。単純に、先週の学科旅行の疲労が抜けきっていない、という事なんだろうな。何だ、この回復力の低下は?やはり、昨日に友人F女史と会うために睡眠時間をやや削ったのが拙かったか・・・
その友人、今年から、とある大学で非常勤をやっているそうだが、話題に上ったのが
「学生の学力低下について、どう考えるか」
という事。彼女が語る非常勤先での授業状況は、まさしく惨状といってよい。それに比べれば、未だ私の大学の学生は、健闘しているな。畑違いのテキストを読む授業でも、きちんと付いてきてくれているから。
・・・というか、この授業では毎回毎回、自分の未熟さを再確認したり自分の専門知識が試されたりするので、考古の学生さんよりも私にとって、益の多い授業である。事によると、専門のゼミでの講読の授業の方が、サボっているかもしれない・・・


さて、今日は授業後に、友人が所属するワンダリングパーティーの第13回講演「オルターナティブ・グリフ」を、アートコンプレックス1928で観てくる。最初は役者たちの大声で耳が痛くなったが、展開が意外な方向にどんどん転がっていって、眠気も忘れる。話のオチは、アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』を思わせるものであるが、・・・それにしても、ここのところの同劇団の脚本の「ごった煮」ぶりは、非常に面白い。また、観に行くとしよう。楽日という事で、友人に会えなかったのが残念だが、どうせ一週間後に会うからいいや。