東京遠征から帰ってきてからの事

二回目にして恒例と化した観のある、
「夏のコミックマーケット
参加から、今朝、帰ってきた。今回は宿が浅草だったので、少しばかり不自由な所にあった。街の雰囲気はもの凄く良いのだが、東京ではそのような雰囲気を味わっている時間的余裕がない。哀しい・・・一番の痛恨は、神保町回りが中途半端だった事、二番目の痛恨は秋葉原を殆ど回っている時間的余裕がなかった事である。消化不良だ。それでも、名著の誉れ高きバルトリドの『中央アジア史概説』を発掘できただけでもお釣りは来るが・・・この三日間の記録は、おいおいアップロードしていきます。


さて、その夏コミから帰ってきて、まずやった事は、頼まれていたお土産をあげる事(誰にあげたかは、当人の都合に配慮して削除)。続いて、扇風機を買ってきた。
昨年の夏に羽根を破損してから、私の下宿は扇風機無しでやってきた。しかし、今年の夏はあまりにも暑く、これ以上耐える事は不可能と判断したのである。
組み立てた扇風機の涼風に当たりながら、ふと思い出したのは昔の事。インドやパキスタンで泊まった宿は大抵クーラーなどないような所ばかりで、天井でまわる大きなファンが我々ビンボー旅行者の生命線だった。幸いにして私の泊まった宿では停電によるファンの停止という事態には遭遇しなかったのだが、そのような場合、部屋の中はまさしく惨劇の舞台となったという。それに近い状態で、いままで過ごしてきたのだと思うと、自分がどんどん文明的に退化した生活に順応しているような悪寒がして、思わず冷や汗を拭ってしまった。