洛北考便録

春休みに入ってからこの方、実に書くことがない。
ノートパソコンを新しくしたとか、本を買う量は相変わらずとか色々あるが、基本的には朝起きて大学に行って本を読んで、というサイクルは不変。自分のことをやる時間があるのが、本当に有り難い。
今日は文化博物館でバイトだが、やることがないと思って昼くらいに出勤したら、意外な仕事が持ち上がっていて、結局、予定していた仕事は仕上がらず。何だかなあ。


なので、ふと目にとまったこの記事を。

インドの女性が列車のトイレで出産、赤ちゃんは線路に落下
2月29日19時23分配信 ロイター

[アーメダバード(インド) 29日 ロイター] インドの列車のトイレで26日、女性(33)が予期せず出産し、生まれた女の赤ちゃんが便器の穴から線路に落下する事件があった。赤ちゃんはその後、無事に発見された。
 この女性は用を足そうして出産し、数分間にわたって気絶。「出産はとても突然で、子供がトイレの穴から落ちたことにも気が付かなかった」と述べた。
 意識が戻った女性は家族に状況を連絡。家族らは列車を停止させ、線路を走って赤ちゃんを探したという。その後、通報を受けた付近の鉄道スタッフが、線路の敷石の上で無傷の赤ちゃんを発見した。
 赤ちゃんは予定より2カ月早く産まれたため、現在は入院中。
 インドの列車に装備されているトイレのほとんどは、汚物がそのまま線路に落とされる仕組みになっている。

これは何も、インドに限ったことではない。おそらく、テオドシウスの大城壁(イスタンブールの城壁のことです)の東側は、殆ど同様のハズ。いやいや、アジア・アフリカだけではない。下手をすると、ヨーロッパでも東中欧の相当数の国が、列車のトイレは垂れ流し方式のハズ、だと思う。
駅で列車に乗ってすぐに車内のトイレに駆け込むことができるのは、実は相当特殊な国なのである。
それにしてもこの事件、赤ちゃんが無事で本当に良かった。