史学雑誌・回顧と展望

『史学雑誌』(月刊)は毎年第5号が前年の歴史学会を回顧し、展望を語る号となっている。私の論文(の評)も恥ずかしながら載っていて、まずはホッと一息。ゼミでは指導教員と、この号に載せられた評についての話を少しする。ヘレニズム時代史の慣例に従い、「西アジア史」と「西洋古代史」の二分野において取り上げられ、評されている。・・・が、今年の西洋古代史は、何故か評を櫻井万里子・本村凌二の東大の西洋古代史ツートップ(注:櫻井氏は退職しておられるが)がやっておられ、愕然とする。ついでながら、私の評を担当されたのは櫻井氏で、ウィーク・ポイントをきっちり貫き通しておられ、焦る焦る。・・・いやどうも、あの論文を読み返している時は、色々とモノが壊れるんですよ。精神が黄昏への道を加速度上げて突っ走っていた時期だから。思い出しちゃうんですな。
そんなこともありつつ、今日は学科旅行説明会と考古学の洋書講読の授業などがある。学科旅行は、たぶん大塚美術館で即席ギャラリートークをやるんだろうなあ・・・