洛北史学会第10回例会

水曜日から暫く風邪の再発に悩まされたが、どうやら回復した。今日は朝も平日と同じくらいの時間に起床すると、昨日到着したこちらの本をつかんで、府大の大学会館・多目的ホールに10時半過ぎに入る↓

Alexander the Great

Alexander the Great

まあ、読んでいる時間が全くなかったけど・・・
さて、本日の起床時間が早かった理由は、12月第一週の恒例・洛北史学会定例大会の司会を引き受けてしまったため。通例、司会は教員一人・院生一人の二人構成である。一緒に司会をされるU島先生とは事前の打ち合わせ一切無し、どうなることかと思ったけど、特に支障なく終わった。なによりこの大学会館は私にとっては昔の家のようなもの、まして音響設備も、ここ数年で格段にグレードアップしている。それが私にとっては心地よい。開始直前には、修士課程で同期だったYさんやHさんと歓談。
本日のラインナップは、→こちらのサイトにもアップしてあるが、以下の通り。

  • 寺嶋一根氏「直垂を着た公家たち―装束からみた家康の政策構想―」
  • 上杉和央氏「「沖縄戦」戦跡巡礼地の創出をめぐって」
  • 中純夫氏「景宗英祖期の政局と党争―小論峻少派を中心に―」

自分で引き受けておいて言うのも難だが、何故私が司会席にいたのかサッパリ解らない。見事に専門から遠いところの報告ばかりである。このうち、一番面白かったのは上杉先生の報告。「記憶の創出」というテーマは、ここ数年考古学の人たちと一緒に読んでいる(そしてこのブログでしばしば紹介している)Susan AlcockのArchaeologies of the Greek Pastと完璧にリンクする。残念ながら司会席にいたので質問が出来ず、終了後の懇親会の席で、その話を振ったら、
「意外と西洋史の人たちには一般的な話だったんだよなぁ、やってるの俺だけだと思ったのに」
と、苦笑混じりに仰っていた。本日の報告と併せて、考古の学部生・院生たちの刺激となれば・・・とは、考古学のH田先生と道すがら話したことである。他人のことに構っている場合じゃないんだがなぁ・・・
懇親会の後、二次会を断って北大路に戻って、友人S氏の新居に押しかける。一応、転居祝い。こちらのブッキングの方が、実は優先順位が高かったりする。何故かしら一番盛り上がったのは野球の話で、
「90年代のプロ野球はキャッチャーが最高だったから面白かった」
という話でテンションが天井知らずのまま、翌日の予定のために午前3時に中座して帰宅した。