古代史研究会第7回大会

昼少し前に起床した時に、足がふらついて焦る焦る。体調不良がぶり返したのかと思ったら全くそんなことはなくて、酒と半端でない夜更かしの所為で、寝不足と軽く宿酔いだっただけである。そんな状態であるが、今日は古代史研究会の大会のために1時過ぎに京大入り。これも実は、開始時間を30分間違えていて(それと気付いた時には顔面蒼白になりかけた)、到着は10分遅れだったのだが、うまいことその分、開始時間がおしていたので、丁度良い時間の到着となった。結果オーライである。とはいえ、寝不足著しかったために、恥ずかしながら、幾度となく船を漕ぐことに。
さて、本日の大会の報告者ラインナップは、以下の通り。

見事にローマばっかりだが、けっこう聞きながら参考になったり思うところがあった。特に思ったのは、比佐篤さんが『「帝国」としての中期共和政ローマ』で行った古代中華王朝とローマの比較は、共和政期については正直なところ何とも言えないが、少なくとも帝政後期以降に関しては極めて有効というか妥当なのではないか、ということ。素人が話を聞いただけで判断するのは危険な話であるが、後期帝政のころのローマの姿は、気味が悪いほど(昔、学部生のころに東洋史の授業で聞いた)中華諸王朝に似ている。
懇親会では、最初こそヒザを崩してくつろいだ姿で酒を呑んでいたのだが、宴が盛り上がって席を離れて流浪し始めると、何故か正座して話をじっと伺う、という構図が増えた。別に叱られているわけでもないが、もはや恒例と化した「今年一年の総括を報告せよ」というイヴェントで一年を振り返っていたら、
「嗚呼、今年は何も為すところがなかったなぁ・・・」
としみじみ思ってしまい、あれこれ思いながら諸先生方とお話をしていたら、こんな格好を崩せなくなったのである。去年は私の黒歴史だったが、今年は何と総括される一年なのだろうか。未だ終わっちゃいないが。