エディンバラ・レポート14/ダ・ヴィンチコード所縁の地を訪ねて

一週間弱のご無沙汰、大変失礼いたしました。
まずは、昨日分から。昨日は授業が半日、そんなわけで昼間からビールを1パイント呑んだ後、クラスメートのマリアのフラットにお邪魔しました。此処にはマリアのフラットメートであるイラン人学生姉弟が住んでまして、お姉さんの方がレイラといってエディンバラ大学の考古学専攻の学生さんです。そんなわけで、専門に関係する話でもするか・・・と、遊びに行ったわけです。2冊ほど本を見せてくれまして、熱心に読みふけっている私の姿は、おそらく普段の授業中よりも遙かに真面目だったと思います。その後は、先日サングリアパーティーが行われたIALS学生寮で、ヴァレンタインパーティー。一本ワインを持って、伺いました。しっかり終バスを逃すまで楽しんでしまい。夜バスで帰るハメになりました。


一夜明けてヴァレンタインデーですが、そんなことは無視して、朝から外に出ました。行き先は、郊外にあるロシュリン教会。「それ何処?」と思われる向きもあると思いますが、「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台のひとつです。
セント・アンドリュース広場から市バス15番に乗って、40分ほどバスに揺られるのですが、途中からすごい田舎の風景になって、本当に吃驚。しかも、一昨日に降った雪がしっかり残っていました。ホストマザーのローラさんに拠れば、スコットランドでも有数の寒いところ、なのだそうです。

こんなところです。
「ロシュリン教会だよ〜」
という運転手の合図で下車、5分ほど歩いて到着した教会は屋根がかかっていて、全貌をつかむことは出来ませんでした。イギリスの教会としては珍しく入場料を払いました。中はかなりぼろいので、写真撮影は禁止です。到着したのが10時50分くらいでしたが、11時過ぎくらいから職員による教会の解説。これは有り難かった。教会の建設は15世紀なのだそうで、テンプル騎士団の壊滅よりはかなり後のことになります。それよりも、他の教会に比べると、内部装飾は確かに異色です。天井には花や星の彫刻がちりばめられ、壁面は変な彫刻てんこ盛り。写真でお見せできないのが残念です。
外に出てみれば、教会を覆う足場に上がって教会の外側を一回りできます。普通だとなかなか見ることが出来ない教会建築の上部構造を見ることが出来て、これがまた良い感じ。小さな教会ですが、たっぷり1時間ほどかけて見て回りました。



エディンバラ市街に戻ってみれば、ヴァレンタインのムードで一色でした。通りかかったあるバーではフランス人学生たちが昼から呑んでいましたが、此処で参加すると今夜もシャワーを浴びれなくなる危険性大だったので、謹んで遁走することにしました。