来客と研究会と酒と

正午頃、下宿でパソコンとにらめっこをしていると、突然下宿に、アザーンの快い音声とともに、H本ご夫妻とそらみ君が遊びに来ました。目を丸くして出迎えると、その呆然としたノリのままに上賀茂のMKのランチバイキングに連れて行かれ、お腹の膨れたところでさらに行ったところは岩倉の妙満寺というお寺。インドはブッダガヤのストゥーパを模したという、でっかい塔。どうみても、日本に見えませんねこの光景・・・

3時からは、同志社にて属州研究会。今日の報告者の方のテーマはローマ帝国の後期帝政への方向性を決定付けた、ディオクレティアヌス帝の統治に関する報告。この時代に限ったことではないのですが、史料の残存状況や偏在性って、意識していないと大怪我をしそうで怖いです。質疑応答では、戦後直後の闇市の話まで比較の引き合いに出されて、非常に興味深いものでした。一番嬉しかったのは、各大学の院生の方々が、私の留学の不首尾を知って、気遣ってくれたことです。「日記があまりにも暗いので心配していたら、意外と明るいからホッとしました」と仰って頂き、言葉もありません。
通常ですと、この後に行われる懇親会に出席するのですが、今日は何となく、欠席しました。それで呆っとしていたら、H本さんから再び電話がかかり、何故か京大近くのレコレコという居酒屋で、今度はそーちょーも交えて一杯、さらに「寮祭」中の吉田寮に向かい、延々と酒を呑んでいました。いいちこをあんなに強かに呑んだのは、初めての経験です。