エジプト西方沙漠レポート2

本日は金曜日で発掘はお休みです。そんなわけで、オーガナイズしていただいた見学ツアーで、ハルガ周辺の遺跡を三カ所、見学してまわりました。

先ずはこちら、ナドゥーラ。オアシスからの街道脇にある山の上にたたずむ神殿・兼・要塞跡です。こういう形式の神殿をみると、私はすぐにスィーワのアモン神殿を思い出してしまいます。外壁の日干し煉瓦の丈夫さには驚きです。

※11/16、都合によりヒビス神殿の写真削除。

これはヒビス神殿。アケメネス朝の大王のカルトゥーシュや、ギリシア語の碑文が塔門の幾つかに刻まれていて、目を惹き付けられました。大きくて立派な神殿で、これが地方勢力の建てた神殿とは、にわかには考え難いところがあります。

こちらはローマ〜ビザンツ時代のキリスト教徒の共同墓地・バガワート。泥煉瓦のネクロポリスです。壮観です。