「カチンの森」は「鬼門」なのか?

ロシア:ポーランド大統領が死亡 搭乗機が着陸直前に墜落

ポーランドカチンスキ大統領=AP
【モスクワ大木俊治、ウィーン樋口直樹】ロシア西部スモレンスクで10日午前11時(日本時間同日午後4時)ごろ、ワルシャワからスモレンスクに向かっていたポーランド政府専用機(ツポレフ154)が墜落した。同機にはレフ・カチンスキ大統領(60)とマリア夫人ら97人が乗っていたが、全員死亡した。(以下略、毎日新聞より

この記事を知ったのは昨日、居酒屋SIBAで一献傾けているときでした。何しろ、バイト中だからネットを見ることもできなくて・・・
カチンの森事件について知ったのは、相当に前ですねぇ、忘れてしまいました。岩波新書の『東欧革命』、および中公新書の『国際歴史教科書対話』を読んで得た知識というのは間違いないんですが。一部を除いてマイナーだけれどもロシア・ポーランド間にトゲのように突き刺さっているこの事件、たぶんあまり大々的な見直し作業は行われないだろう、と思っていたのですが、両国間でかくも大々的な合同追悼行事が行われたというニュースに接して「時代は変わったなぁ」と感想を抱いたものです。その矢先の事件でしたから、衝撃も大きいものでした。
この事件で一番首を傾げたのが、何故ポーランドの大統領機がツポレフか、ということ。私も2001年に乗ったから言えるのですが、あれは怖いだろう、と。EUに参加したことですし、エアバスの方が違和感はないのに、ポーランドがロシア嫌いで有名であるということはさておいても、よりにもよって、あの飛行機が政府専用機の中にあったということが、正直なところ意外でした。。

東欧革命―権力の内側で何が起きたか (岩波新書)

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