冷泉家展

ただいま、文化博物館では特別展として「冷泉家―王朝の和歌守展―」が開催されています。午後に時間が空いたので足を運んでみたのですが、これがまた非常に良い。メインはズバリ、ナマの文書。定家の日記『明月記』原本(国宝です)を始め、冷泉家に収められてきた書がズラリ。重要文化財だらけですが、書をやっている人や人文系、特に文学系・歴史系の人には興をそそられるモノではないでしょうか。
こうした展示を見ると、やはり国史は強烈なアドヴァンテージをもっているんだなぁ、と改めて痛感します。ナマの原典を、手続きは多少煩瑣とはいえ、距離的・金銭的に容易にアクセスできるんですから。まして京都、一番良い史料がどっさりある。これは贅沢なところだよなぁ、と改めて思うのです。