新エディンバラ・レポート9/修羅場のプレセッションコースを終えて

…今度は二週間のご無沙汰になりましたか。失礼しました。
さて、エディンバラ大学の学部/大学院プレ・セッションコースは無事に終了しまして、私も晴れて、コースに進むことができそうです。
この「晴れて」というやつが曲者でして、ご承知の方も多いように、私は居場所が決定していない状態でした。ですが本日、ようやく居場所が決まりました。今週水曜日、つまり一昨日に契約したところは、今まで住んでいた寮のすぐ近くにあります。プレ・セッション中の寮カレッジ・ワインドの契約満了が本日、次のフラットの鍵をもらったのは本日の朝10時半、というわけで、どんだけ博打なんだろうと思いますね、私の人生(笑)。いや、笑っていられるのは無事に決まったからであって、一昨日に契約書を交わすまで、血相を変えていました。おかげで、先週・今週は、授業の出席率が6−7割(その前は十割)だと思いますが、担当教員たち、みんな咎めることもなく「幸運を祈る」といって送り出してくれました。
ええ、すべては、私に9月からの居場所を寄越さなかった大学が悪い。
そんな住居探しで血相を変えている中、かたやプレ・セッションコースでは、2,500語ほどのエッセイを提出する「スペシャリスト・プロジェクト」というのがありまして、これは現在の各自のテーマにおける主要な研究動向の変容を記せ、というものでした。ええ、集中できるわけがない。必死で書き上げましたけど、評定が厳しかった。評定C=「アクセプタブル」だもんな。私の担当教員は、多分このコースで一番厳しい人でしたが。評定をもらった際、苦笑いを禁じ得ませんでした。提出しただけでも御の字である、と自分では思っていますので評定は知ったこっちゃありません。
さて、そんな話はさておきまして、新しい居場所は旧市街中心地、ロイヤルマイルのすぐ近くとなりました。先週末段階では、郊外に住む話も進行しておりまして、
「俺はやはり、エディンバラの市外中心地には縁がないのか」
と自嘲していた時期もありましたが、堂々たる市街中心部に住むこととなりました。途中で友人そらみ君に、「意外と何とかなるもの」と激励してもらいましたが、本当に何とかなりましたね。…ああ、しんどかった(星野仙一氏の物真似です、いうまでもなく)。しかしそれでも、寮を出るときはさびしかった。フラットメイトたちが実に良い奴たちで、後半年くらい、一緒にいていろいろ語り合いたかったですね。
この間の写真は、おいおいアップロードしていきます。