旅の強者どもが、宵々山の後。




昼過ぎ、旅の友のゴローさん、まさこさんと合流して、七条堀川の龍谷ミュージアムに行ってきました。出来たばかりの博物館、16日までの特別展は
仏教の来た道−シルクロード探検の旅
ということで、旅人の心をかき立てるモノであります。そんなわけで、祇園祭見物に誘われたのを幸い、龍谷ミュージアム初訪と相成った次第です。最寄りのバス停を間違えて島原口で下車してしまいましたが、此処はちょうど、西本願寺の裏手側で、龍谷の大宮キャンパスにも入り込めます。折角なので立ち寄ってみましたところ、意外に好評で、方向音痴の道案内役としてはホッと一息。そこからさらに歩いて堀川正面を下った龍谷ミュージアムに突入。明治期の大谷探検隊がもたらした文物を軸に、ガンダーラ仏や遺物、敦煌トルファンの文書、さらには大谷探検隊の隊員たちによる手稿資料など、非常に貴重なモノが惜しげもなく展示されていました。ゴローさんはかつて、キジル千仏洞を訪れたことがあるとのことで、トルファンを訪れていながらこの石窟を訪れなかった私としては、羨望を禁じ得ません。
この龍谷ミュージアムと堀川を挟んで、西本願寺があります。思えば私はお西さんには入った記憶がありません。
「ついでですし、見て行きましょうか」
と、近年、修復が終わったばかりの本願寺へ。入ってみますと、実にお堂の中は涼しい・・・中東のモスクなんかもそうでしょうが、こうしたところは、実は夏が見頃なんじゃないかと思います。中が涼しくて。
すっかり汗が引いたところで、目指すは中京です。今日は雨も上がり、山鉾が立ち並び、いよいよ京の都に夏の訪れを告げる祇園祭だなぁ、と実感しました。今日の写真は、そんな祇園祭の京を切り取った、龍谷大宮学舎・西本願寺祇園の山鉾の3点です。