恒例の村祭りから戻って

秋の村祭りのため、実家に帰省しておりました。京都に主たる活動拠点を移してからも、この秋の祭礼だけは、日本にいる限りは欠かさず参加して祭り囃子の太鼓を敲いております。もう、最初に神楽を奉納してから四半世紀になるのだと思うと感慨深いのですが、その反面で、年々規模が小さくなっていることに寂しさを感じます。その一方で、毎年一回、子供たちの成長を観ることができるのは、とても嬉しいものです。太鼓の腕前は、年々実力の衰えを痛感します。当日を含めて2〜3日しか練習していないのだから当然ですが、子供たちに「練習しなさい」といっている手前、いささか内心に恥じるところです。

実家での暇な時間は、もっぱら冲方丁の『天地明察』を読んでいました。面白い本です。一番面白かったのは、主人公の情けなさ・・・というか、主人公らしくなさ、頼りなさですね。映画での配役を思い浮かべながら(未見)、頁を繰っていました。

天地明察

天地明察

聖武天皇 責めはわれ一人にあり

聖武天皇 責めはわれ一人にあり

そして、古本屋をめぐる中で見つけた本。あの森本公誠氏が、聖武天皇の伝記を著しているという点に惹かれました。