大阪歴博特別展&お城めぐり

久方ぶりに大阪の歴史博物館に行ってきました。お目当ては、特別展「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」であります。今年は日本とウクライナの国交樹立20周年だそうで、ソ連が滅んでからの時間を改めて感じます。いちおう、時代横断的にいろいろな文物が展示されていましたが、なんといっても目玉は、特別展タイトルにもあるようにスキタイの黄金です。展示品の数は、さほど多くはないのですが、
「ああ、これ、歴史の本でよく見るなぁ」
と思わずつぶやいてしまう、粒選りの品を並べていました。鮮やかな展示品を見て回りながら、スキタイが現在のウクライナ、およびそれより北に大きく勢力を張っていた時代に、思いを馳せたものです。
さて、今日は大阪環状線森ノ宮から博物館まで歩いていきました。そんな話をバイト先ですると、
「それ、歩く距離じゃないですよ」
と指摘されました。確かに、かなり歩いたように思います。ただし、歩いた価値はありました。森ノ宮から大阪歴博へは緩やかな上り坂になっていまして、地図を見てみたところ、歴博のすぐそばには難波宮跡があります。大阪城天守閣から難波宮跡あたりが、坂の一番高い部分になります。大阪城は、戦国時代には石山本願寺があったところですから、難波宮石山本願寺大阪城といった、歴史的に重要な建築物の跡地が密集しているわけです。京もそうですが、この地も王城の地だったんだなぁ、と大阪城内を散策しながら、そんなことを思いました。大阪城内を見て回るのも、20年ぶりくらいじゃないでしょうか。やはり、たまには歩いてみないと駄目ですね。