日光観光&エジンバラ会

4月2日執筆

私と同時期に、エディンバラに交換留学で来ていた学生さんたちが、ごっそり卒業を迎える時期になりました。社会人になる前に同窓会−「エジンバラ会」をやるということで、どうしたものかと思案した挙げ句、参加することにしました。そうはいっても、こなすべき所用が他に思いつかず、宿を手配するのも面倒くさい、ということで思いついたのは
「27日の夜行便で東京入り→28日の夜に宴会参加→その日の夜行便で京都に戻る」
という、自分の体力の限界に果敢に挑戦する旅程でした。全ての人に呆れ果てられた日程ですが、それでも早朝に東京について、ハタと困ってしまいました。夜まで何をやるか、いっさい考えていなかったのです。
そこで思いついたのが、日光訪問。思えば私のエディンバラでの受け入れ担当教官であるスレウェリン−ジョーンズ先生は以前、
「日本に行ったら日光に行きたいんだよ!」
と力説しておいででした。残念ながら先生の訪日計画は東日本大震災で延期したまま、いつ日本を訪問するかも未定のようですが、私が代理で訪問しようか・・・と思い立った次第。個人的に日光に行ったことがない、ということもありまして。
そうはいっても、東京から日光までは遠い。JRを宇都宮で乗り継いで、結局2時間半くらいかかりました。日光駅からはバスに乗って、東照宮を一気に目指しました。バスを下りたところは、東照宮に隣接する輪王寺徳川家康が日光に葬られた時の輪王寺の住職は天海僧正というところが、面白いところ。その輪王寺の三仏堂は現在、改修工事中です。この三仏堂を抜けて、東照宮に至ると、絢爛豪華な陽明門が、我々を出迎えてくれます。いや、豪華なのは全体としてそうであって、奧宮にある宝塔、すなわち徳川家康の墓は、むしろ質素な印象すら与えます。
輪王寺の施設のひとつとして、徳川家光の墓廟である大猷院があります。これも豪華な建物ですが、とりわけ本殿は「金閣殿」の異名を持つほどに豪奢な建物です。キンキラキンです。
東照宮を出た後は、日光駅から再び宇都宮を経由して東京へ。神保町を慌ただしく一巡りした後は、渋谷へ。ここで今回の東京行きの目的たるエジンバラ会に加わったのでした。京都から来たのも、平均年齢を大幅に引き上げていたのも私でありました。留学という経験から、エディンバラという街が私に与えてくれたものは、計り知れないほどに貴重である・・・そんなことを改めて感じる一晩でした。





一番上が「エジンバラ会」の写真、それ以外は日光で撮影したものです。