初・東博&旧友たちとのひととき

5月28日アップロード

夜行バスにて東京について、夜行バスで戻る。昨日一日は、そんな日でした。東京弾丸ツアーのそもそもの原因は、エディンバラ友のすーこさんから「エディンバラ会」の招集状が来たためです。こういう誘いが来た時、私は自分に拒否権を認めていませんので、自分の健康その他諸々一切無視の強行日程を組んでしまった次第。
さて、せっかく東京に行くのに夜の酒宴だけでは勿体ない、ということで上野の東京国立博物館で行われている特別展「黄金のアフガニスタン−守りぬかれたシルクロードの秘宝−」を見学してきました。実は東博に行くのはこれが初めてのこと。これまで行ったことがない最大の理由は、上野に行くと必ず長蛇の行列ができているため。今日も9時に現地に行ってみると順番待ちの列が少々。舌打ちして案内を見てみると、何のことはない、開館待ちの列でした。その点を勘案すると、並んだうちにも入りません。まして今日は特別展が2つ、順番待ちの殆どはもうひとつの特別展が目当ての人々、アフガニスタン展の見学者は列を作る必要もないくらいしかおらず、おかげでゆっくり見て回ることができました。さて、この特別展はアフガニスタンからの流出文化財を返還することを記念しての催しということで、
『今返して、大丈夫かな・・・』
という不安がやはりぬぐえません。とはいえ、先進国の方が安全とはとても言えないことは、第2次大戦時のベルリン攻防戦でおびただしい数の貴重な文化財が灰燼に帰した前例が教えてくれるところであります。今は彼の地の平穏を祈ろう、と思いながら珠玉の展示会を駆け足で見て回りました。
このあと夜まで時間があるところですが、東京にいる盟友を喚んで、上野で一献傾けました。彼の御仁と会うのは留学前に一度会って以来ですので、6年ぶりのことです。これで飲みすぎまして(苦笑)、夜の「エディンバラ会」に遅刻するという失態。エディンバラ時代に日本人留学生の輪に加わってよく遊んだ中国人留学生ジェームズが日本で就職したため、一度集まるべしという趣旨でした。楽しいひとときでした。