第19回関学西洋史研究会年次大会

※11月26日更新

前日は講演の後、なんばの空中庭園・ライムガーデンでのボージョレー・パーティーに参加し、そのままライムガーデンに一夜の宿を求めることと相成りました。本日はそこから京都・・・ではなく西宮へ。毎年恒例、関西学院大学西洋史研究会・年次大会に参加するためです。同大学のN谷先生直々のお声掛かりとあっては、私に否やをいう余地はありません。
これまでの通例だった午前の報告はなく、今日は午後のシンポジウムと講演のみ。シンポジウム「20世紀外交と科学」も極めて興味深かったのですが、その後の講演、奈良大学の足立広明先生のお話が、もう面白かった。
「西洋における古代末期とは何か?―その世界史的意義をあらためて考える―」
と題しまして、話が拡がる拡がる。何処まで話が拡がるのかと、途中からハラハラしておりました。ただ、先生が最初に主張された
「ピレンヌ・テーゼに立ち返ることの必要性」
には、全面的に賛同するものであります。私も同じ問題意識から、歴史を検討するということを意識しています。・・・まぁ、分野は専門から外れますけれども。それにしても、その後の懇親会で、中谷先生とじっくりお話出来なかったのは、いささか残念でした。