永観堂の「寺宝展」お勤め終了

12月31日更新

恒例となった感のある、永観堂での「お勤め」、本年分が終了しました。
例年、このお寺に来るのは、一年の埃が心に溜まっている、そんな時であるように思います。最初に来た2013年などは特にそうで、長年勤めたところから逃げ出すようにして、ここに来ていたものでした。
「此処はお寺です。いろんな人が、様々な思いを持って、お詣りに来ます」
という言葉が、身に沁みます。
それにしても、今年の紅葉は早かった。寺宝展開始日の11月8日に、既に見頃の気配がありましたが、ピークが11月20日前後、そして11月21日の雨で散ってしまうという。12月のアタマにピークが来た昨年とは、相当の違いでした。そして何より、初日から最終日まで雨という、極めて珍しい寺宝展でしたが、今年も阿弥陀様にいろいろな迷いを、悩みを預けながら過ぎた、怒涛の1か月でした。
初日、雨
楽日、涙の
阿弥陀堂



写真は、今年のピーク、11月17日ごろの永観堂です。