豪雪とともに来て、雪融けとともに去る〜エディンバラ里帰り〜

※3月18日更新

2月26日から3月9日にかけて、バルセロナエディンバラ(上海経由)に行ってきました。留学を終えた後、エディンバラに「帰る」のは初めてのことで、・・・そうですね、6年半ぶりですか。もっともバルセロナにしても2000年12月のユーラシア横断で訪問して以来、実に17年ぶりです。
そして今回の母校訪問は、愕然とするほどのトラブル続きでした。まず出国前に腹をこわし、上海を経由してバルセロナに到着すれば、ヨーロッパ全土で寒波が猛威を振るっており、なんとサグラダ・ファミリアで雪が舞うのを見る、という事態(2/27)。唖然としていたら、UK全土で大雪警報が発令して、エディンバラ行の飛行機が、なんとキャンセル。慌ててニューカッスルに飛んだ(3/1)ものの、そこで3日も足止めを食らってしまいました。やっとの思いでエディンバラにバスで乗り付けたのは3月3日の夕方、いやもう夜の6時半でありましたが、到着してみれば、懐かしの母校はストで殆どの教員が授業をボイコットしており、懐かしのオールド・メディカル・スクールの教授室の大半は主人が不在で、本当に泣きそうになりました。
当初の目論見では、エディンバラ大学で旧知の人々に挨拶し、そして近場に足を伸ばして、そして図書館で資料をあさる、ハズでしたが、ほとんどが画餅に帰する結果に。エディンバラは、行くたびに豪雪に見舞われているんですが、本当にもう何なのか一体・・・しかしこれで、
「近いうちに、ここに帰ってくる!」
と、心に火が付きました。そんな慌ただしい中で会ってくださった日本語教会牧師のジェフンさん・ヨンスクさん、指導教員のアースキン先生、元同僚のフアンとアレックス、そして日本語学科のふみこ先生・さきのさん、本当にありがとうございました。わずかな時間で得た知見は、やはり莫大なものがあります。三十路に入ってからの自分は、エディンバラを一つの軸として成り立っている、と改めて感じました。そして17年ぶりのスペイン、歴史学徒としての修行をそれなりに積んでから訪れるバルセロナとタラゴーナは、22歳の時には見て取ることができなかったモノを見せてくれました。そんな今回のドタバタのエディンバラバルセロナ行の写真は下の通りです↓


サン・ジュウゼップ市場の朝の光景(3/9)

タラゴーナ郊外の、ローマ水道橋跡(3/7)

オールド・メディカル・スクールの、古典学系の教授室のある階(3/5)

同じくオールド・メディカル・スクール、これはパルテノン・フリーズのコピー(だったはず、3/5)

エディンバラ市内を走るトラム(3/5)

カールトン・ヒルから見る、雪化粧したエディンバラ(3/4)

ニューカッスルの城壁(3/2)

バルセロナの地下のローマ遺跡(2/27)

サグラダ・ファミリア聖堂内陣(2/27)

サグラダ・ファミリア聖堂外観。2000年に比べて、ずいぶん出来てきたなぁ。(2/27)

上海のバンド(2/26)