秋の祭礼

「良かった、晴れてくれた」
というのが、偽らざる感慨でした。今日は早朝4時半起き、始発の地下鉄→始発の東海道本線と乗り継ぎまして、名古屋駅から今度はシャトルバスで県営・名古屋空港に到着、そのまま地元の神社に向かいました。今年は毎年恒例、秋の祭礼での神楽奉納のための帰省です。笛のテープを聴きながら見る窓外の光景は暗く雲がたれ込めていて、ひょっとしたら・・・との危惧もありましたが、昼からの天気は暑くなるくらいの晴天、お祭り日和でした。そして毎年、この場はもはや古馴染みと化した面々と一緒に神楽を奏でる日であります。
今年驚いたのは、子供の数の多さ。近年は、山車を引く子供たちが年々減っていく様子に、内心危うさを憶えつつあったので、子供たちが多く集まっているのを見ると、素直にホッとします。年齢を一番感じるのは、3歳年下の隣家の住人が、2人の子供を連れて来ていたことでしょうか。
神社本殿での神楽奉納の手順を今年も必死で差配しつつ、それでも毎年のようにふっと考え込んでしまう、
『私が一神教に改宗した場合は、この祭との付き合いをどう処理するのか』
という問いと、今年も向き合う、そんな一日でした。