「911」7周年の不快な記事

入国したければ踊れ」 イスラエル、空港で米舞踊家に
(2008年9月11日19時14分、朝日新聞

 【エルサレム=村上伸一】イスラエルベングリオン国際空港で、アフリカ系の身体表現で世界的に有名な米国の舞踊団「アルビン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター」のダンサーが入国審査で足止めされ、身元証明のため踊らされていたことが明らかになった。9日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトなどが報じた。

 公演のため7日に同国を訪れたアフリカ系米国人アブドゥルラヒム・ジャクソンさん(31)は空港で保安要員に別室に連れていかれ、入国目的を尋ねられた。公演のパンフレットなどを示すと、「踊ってみろ」と命令された。簡単なダンスを披露し、1時間後に入国を許されたという。イスラム系の名前が疑われたらしい。

 イスラム諸国と敵対するイスラエルでは、治安優先の方針から空港などで保安要員が人々を厳しく問いつめるケースが多い。ジャクソンさんは同紙に「これからは空港で踊ることも覚悟しなくちゃ」。

イスラエルという国が絡んだ記事で、不快でない記事を読んだ記憶が極めて希薄であるのは、私の気のせいだろうか。上掲記事もまた、心ある人ならば眉を顰めずにはいられない記事だろう。
「何処まで人を愚弄すれば気が済むんだ」
と一読して怒り心頭に発した私だが、少し冷静になって考えてみると、彼らは少なくとも半分は本気で、こういった侮辱行為を行っているのではないか、という考えに思い至ってゾッとした。どう考えても、真っ当な在り方の国ではあり得ない、非人道的かつ非文明的な入国審査といわざるを得ない。
イスラエルを擁護している皆さん、イスラエルってこんな国なんですよ。
私の入国拒否を笑った皆さん、私が入国拒否されたのは、こんなことする国なんですよ。


・・・うう、折角、澤田典子氏の著作を読んだ感想を書こうと思って原稿を練っていたのにおじゃんだ・・・