西洋史読書会&古本祭最終日

西洋史読書会のため、二日連続で京都大学に足を運びました。本日、目当ての報告は2本、それぞれ午前の一本目と午後の二本目でした。最初のお目当ては早稲田大学の井上さんによる「3世紀におけるゴート人の侵入」、いつもながら端正な報告でした。午後は府大の川分先生による「過去と向き合う−1834年奴隷制廃止における賠償問題とイギリス人・歴史家−」を聞いてきました。とかく奴隷制というと人道的感覚がどうしても出てきてしまいそうなものですが、法制・経済的側面に焦点を当てた報告で、面白くてずっと唸っていました。歴史認識問題が前面に押し出されるのかな−と思っていましたが、これは今後、検討されるようです。それも実に興味深い。
さて、今日は更にみっつ、予定を組み込んでいました。最初のものは旅仲間のゴローさん・まりもさんとお会いするというもので、正午に京大の時計塔前で合流、ちかくの「こむ」でお昼を食しつつ、四方山話と相成りました。その後は西洋史読書会を挟んで百万遍知恩寺での古本祭最終日に足を運んだのですが、たまたま(・・・いや、考えてみればきわめて自然か)友人そーちょーと合流、そのまま東洋史研究会の受付にいた後輩H女史にまりもさんを紹介、東一条の喫茶店でお茶となりました。
このお三方と別れた後、6時に珍友Hこと山口樹氏(仮称)と三条で合流、バイト先の後輩Oと合流して京阪三条で一献傾けている間に1時間半ほど中座、エディンバラ仲間のなおみさんの大学時代の友人、ちぃさんと食事しながら雑談するという、何ともあわただしい一日でした。そんななか、東洋史研究会の受付が置かれていた京大文学部新館には、毎年恒例の本屋さんが来ていました。今年は思文閣が来ていなかったようですが、購入したのはこちらの本↓

ガンダーラ美術とクシャン王朝 (東洋史研究叢刊 之 51)

ガンダーラ美術とクシャン王朝 (東洋史研究叢刊 之 51)

さんざんお世話になった、小谷先生の主著です。近年になって『大月氏』が再版されたのはめでたい限りですが、こちらの本は神田の神保町でしばしば見かけるとはいえ、まだ新刊で在庫があるとは・・・そういえば、二日前に古本祭でみかけた、前田耕作先生の『バクトリア王国の興亡』は、今日も残っていました。現在アマゾンでは原価の十倍近い値を付けていますので、定価の5倍増しというのは売価として妥当でありましょうが・・・うぅむ。