第17回歴史家協会(於:関西学院大学)参加記

6月22日アップロード
※この記事の翌日、6月18日に発生した地震では、幸い私は特に被害を受けませんでしたが、被災された方は相当に不便な思いをされていることと思います。当該記事の研究会の行きと帰りは、当然のことながら、震源地付近を通過しております。半日違えば、私も被災者でした。早期の復旧を願っております。

研究会参加記が連続します。学会・研究会が立て続けに行われる時期なので、当然といえばそれまでですが、今回は、関関同立+京大・阪大・大阪市大の西洋史研究室による合同研究会、歴史家協会です。何処も同様ですが、関関同立西洋史の院生不足は深刻なものです。今回主催校の関西学院大学は、自前の報告者を用意できない、という事態になり、そのため午前中の報告はなく、午後からの研究会となってしまいました。そのために余裕を持ちすぎ、会場入りしたときには、前会長の中井義明先生の挨拶の最中でした。いつも通りの時間管理の拙劣さには、恥ずかしく思う限りです。
今回の研究会の特色は、第一報告者(全4名)が学振PD(阪大出身)の石田さん、そしてトリの講演が名古屋大学・周藤先生ですので、プトレマイオス朝研究の報告でプログラムがサンドイッチされている、ということになります。・・・拙劣な表現で申し訳ありません。
とりわけ前のめりになってしまったのは、当然のことながら、周藤先生の講演です。考古学者としても歴史学者としても経験と実績が豊かな先生の目には、プトレマイオス朝史がどのように見えるのか、どのような問題と伸びしろを持っているのか、というお話であったと理解します。非常に勉強になった一日でした。