12月27日更新
年末は古代史研ということで、京大で行われた古代史研究会の第18回大会に参加してまいりました。この日は全国高校駅伝が行われ、京大に向かった午後1時過ぎは、まさに百万遍交差点を走者たちが走り抜ける時間帯、ということで十分くらい足止めを食らいました。
さて、昨年は報告者として7年ぶりに報告したのですが、今回の第一報告者の竹内さんは、なんと第1回大会以来の報告だそうです。「ああ、そういえばここで話されるのを聞くのは久しぶりだなぁ」と思いながら、じっと耳を傾ける一日でした。報告者および題目は下記のとおりです↓
- 竹内一博(大阪市立大学研究員):『アッティカ誌』におけるディオニュソス到来伝承とポリスの歴史
- 酒嶋恭平(エディンバラ大学大学院):ディオドロス・シクロス『歴史叢書』におけるテルモピュライの戦いの位置づけ
- 逸見祐太(東京大学大学院):ユリウス=クラウディウス朝の皇帝・元老院関係 ―名誉拒否の事例分析から―
- 南雲泰輔(山口大学講師):ポイティンガー図とアントニヌス旅程表―後期ローマ帝国時代における地理的情報の継受の態様―
報告の個別内容については、いずれ論考が出るでしょうから、そちらを待ちたいと思います。なにぶん、充分に消化できたという自信もないものですから・・・
こういっては難ですが、報告するのと聞くだけとでは、肩にかかる圧も全然違うなぁ、という当たり前のことを考えながら聴講した次第です。