京都大学で行われた、古代史研究会第17回大会で、研究発表をしてきました。同会で報告するのは7年ぶりです。本日の報告者の顔ぶれ、および題目は以下の通りです↓
研究報告1:篠原道法(立命館大学)
古典期アテナイにおける住民の社会的名誉とその表現 ―冠、タイニアに注目して ―
司会:佐藤昇(神戸大学)
研究報告2:柴田広志 (佛教大学)
アッタロス朝ペルガモンの独立時期考察
司会:阿部拓児(京都府立大学)
研究報告3:米本雅一(同志大学)
偽マリウス事件と『ユリウス・カエサル』
司会:佐々木 健(京都大学)
研究報告4:カルロス・エレディア=チメーノ
(京都府立大学共同研究員/日本学術振興会外国人特別研究員)
Decline and Concord in the action of M. Aemilius Lepidus (cos. 78 B.C.)
司会:藤井 崇(関西学院大学)
研究報告5:奥山広規(岡山理科大・広島商船高)
2018年度オスティア・グラフィッティ調査成果報告
調査協力 ゲイル・エドワード(広島大学博士課程前期)、豊田浩志(上智大学名誉教授)
司会:南川高志(京都大学)
前回報告は留学直後で、エディンバラでの成果報告という側面がありました。今回は、博士論文以降の研究の発展の報告という意味合いでのもの、ということのようです。
実のところ、私の中では古代史研究会で報告する機会は、さすがにもう回ってこないだろう・・・と考えていました。単純に、もうみんな私の髭は見飽きただろう、と(笑)。それだけに、打診をいただいた時には、やや虚を突かれた感がありました。
幸いなことに、今年は研究発表の機会を多く得たので、その成果を基にすることができました。そして、質問が雨あられと飛んできて、防戦一方でみっともないところを曝したのではないかと思っております。宿題を片付けたつもりが、さらに宿題を課されたような、そんな気分になった一日でした。