卒業式と研究会と

先週金曜日、23日は所属大学の卒業式でした。朝から研究室にいたのは良いが、作業には全く、集中できず仕舞い。まぁ、バタバタしていたもので、仕方がありませんね。近いうちに結婚する後輩が研究室にひょっこり顔を出したりして、懐かしいひとときでした。私はカメラを持って行きませんでしたが、パンダのリョンリョンと一緒に、後輩たちとの記念写真を撮りまくられたり。夜には、2006年度の卒業式以来、実に久方ぶりに研究室の追い出しコンパに顔を出しました。
その翌々日に当たる昨日、京都大学で行われた古代史研究会の例会に出席。
西洋古代史の語り方:方法・目的・需要
と銘打たれまして、シンポジウムが行われました。3名の報告者の方々の報告は、いずれも説得的なものでしたが、そのときにムクムクとわき出て大きくなった質問を書いたら、なんとビックリ中国史の研究者が提出した質問と取り違えられていて、質問用紙に記名すらしなかった自分の迂闊さに苦笑してしまいました。友人F女史や後輩H松嬢と常日頃話しながら、そしてバックパッカー仲間と語り合いながら思うことなのですが、
「閉塞状況にあるのは、西洋古代史だけではない、『海の外』を対象領域とする学知全体ではないのか」
という質疑を、そのままぶつけてしまったのです。もう少し練り直して文章にしたいと考えているのですが・・・