新エディンバラ・レポート65:最終レポートは東京から

前回レポートより、やや間を空けてのレポート、たいへん失礼しました。ブログの更新が間をおいてしまった最大の理由は、前回も書きましたか、決死のフラット撤収作業のためでした。しかも、撤収作業と並行して、アースキン教授の最終指導をお願いしておりまして、同時進行というのは狂気の沙汰でした。そんなわけで、最後の一週間ほどの間、睡眠時間は平均したら4時間弱くらいでしょうか。エネルギーの大量浪費の結果、どれだけ大量にご飯を食べても、まったく脂肪にならない。
いや、ちょっとばかり死兆星が瞬いたような気がしました(苦笑)
そんな中でしたが、最後は事実上の独り暮らしとなったフラット、お仕舞いまで来客は絶えることがありませんでした。そして、エディンバラ最後の夜、8月31日には、コリアン・レストラン「新羅」でお別れパーティーを設けたのですが、友人ラムちゃんがバイトをしておりまして、満面の笑顔で出迎えてくれました。すごく嬉しいハプニングでしたね。
翌日、9月1日・・・どたばたと発ったロンドンへの道すがら、号泣するかと思いきや、私が見いだしたのは、感傷に浸る暇もなく爆睡する私でした。疲労困憊はその後も続き、まして9月3日のロンドン出発便は早朝6時発、即ち一睡もしない状態での搭乗、ローマまで同便の料理人・キム兄との
『最後の一盃』
は、トランジット地であるローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港でと相成りました。5時間のトランジットを経て飛行機に乗り、KIXへ到着した時、・・・自分でも驚くほど、何の感慨もありませんでした。ああ、また帰ってきたんだなぁ・・・と、それだけ。
ただし、この後がまた大変で、到着当日より、なんばで宴会→ほぼ徹夜で京都入り→京都はSIBAで一献→在来線を乗り継いで東京入り→宴会を無事に終えて、ただいま、これから寝るところです(笑)





今回のエディンバラでの留学も、数多くの人々に助けられ、支えられた一年間でした。
プレ・セッションコースで出会った友人たちには、最初から最後まで助けられました。
そのプレ・セッションコースでの最終盤に出会った、当地でPh.D課程にいる院生、そらさん。
そして彼を紹介してくれた、前回のエディンバラ留学時の学友、こーじさん。
そして、前回のエディンバラ留学時から引き続いて残っていてくれた、レイラとホスローのヘダヤット姉弟
エディンバラに戻ってきた私を訪ねてくれ、そしてイタリアを案内してくれた、ヴァレンティーナ。
懇切丁寧に論文指導をして下さったアースキン教授。
支えてくれた家族。
訪れてくれた友人たち、とりわけ最終盤に訪ねてくれた、下鴨劇場の同期たち。
古典系の院生たち。
・・・挙げれば、キリがありません。今回も、時に大きな問題が浮上しましたが、おおむね、出会いに恵まれ、幸運な出会いに支えられた、1年でありました。充実し、大いに学び、大いに遊んだ一年間でありました。
「新エディンバラ・レポート」を閉じるにあたり、今一度、愛してやまない、大好きなエディンバラの地で、私に数々の出会いを与えてくれた幸運を、天に感謝したいと思います。