昨日は、後輩H女史に誘われまして、吹田は万博記念公園内の、国立民族学博物館(民博)に足を運びました。万博記念公園には、学部生時代に一度足を運んだことがありますが、あれは芝居関係でしたし、なにより十数年も前のことになります。そのようなわけで、民博訪問は初めてのことです。今回の目的は、特別展「世界の織機と織物─織って!みて!織りのカラクリ大発見」の見学。他にもそらみ君やゴローさん、F井さんなど、旅仲間が集って総勢6名ほどでの民博訪問です。
特別展も興味深かったのですが、民博は通常展示の充実ぶりで高名です。世界各地の文物が、これでもか!というくらいに林立しておりまして、じっくり見て回ると時間が失せる失せる。非常に楽しいひとときの後、総持寺の「主席」のご自宅に上がり込んで、延々と雑談にうち興じておりました。
それで、楽しみがすぎたんでしょうか・・・主席のご自宅に携帯電話を忘れてしまいました。しかし終電近い時間帯、如何ともしがたく、携帯電話をそのままに、今日は同志社の寒梅館へ。同大学人文科学研究所の公開講演会「過去の記憶の場としての近代」を拝聴してきました。初日・23日は参加できなかったのですが、今日は何とか、参加できて幸いです。「古代ローマ都市の歴史像」と題された本日のシンポジウム、報告者及び題目は以下の通り↓
- 「古代ローマ都市トゥッガ」 井福剛氏(同志社大学文学研究科博士課程後期)
- 「古代ローマ都市レプティス・マグナ」 青木真兵氏(大阪観光大学非常勤講師)
- 「古代ローマの中枢部で何が生じていたのか:帝政期フォロの景観変化」 Fabio Cavallero氏(University of Rome)
- 総合司会=中井義明氏(同志社大学文学部教授)
いずれも、きわめて勉強になる報告でした。そして会の終了と同時に、私は総持寺へと向かったのでありました。