コリアンの友人との再会

エディンバラでの知己、コリアンのジェイから
「京都に行くんだけど、会わないか?」
そんな誘いが来たのは、つい半月ほど前のことでしょうか。彼は私が日本に戻ってきた後も、看護系の博士課程に残って研究を続けていました。しかしながら、夏の休暇で韓国に帰国するついでに、日本を訪問するとのことでした。なるほど、飛行機の券が安い今は、日本に来るのによい時期ではあります。そんなわけで、二つ返事で会う約束をいたしまして、ふらふら寺町や祇園界隈を歩いて、酒盃を傾けたのはいつものように四条川端のSIBA。ソンもそうでしたが、コリアンはけっこう、政治の問題にも踏み込んで話をしてきます。ただ、差しで話をするときには、不快な感情よりも考えさせられるポイントを提示されることが多い。今日も、そうでした。
スケープ・ゴートをあげつらって叩くことは、問題の根本的解決に一切寄与しない。ここ1年半ほどで痛感していることですが、今回もジェイとの会話から、そんなことを考えつつ、しかしやはり酒が美味しい今日の京都でした。