ペルシア文明展

友人F女史を誘って、大阪歴史博物館で開催中の「ペルシア文明展―煌めく7000年の至宝―」を見学してきた。・・・しかし、誘ったら
「10時に会場まで来い」
と命じられる。そんな殺生な・・・かくして朝7時起床、大阪歴博最寄りの駅で合流して行く事に。途中の淡路までは意識不明でしたが。あは。
「7000年」と銘打ってはあるが、実際には古代ペルシアの文物ばかりが展示されている。このうち、圧巻はアケメネス朝時代の展示。ペルセポリス出土の遺物が中心なのだが、石柱の土台や人面有翼牡牛像まではともかく、ダレイオス大王による銀製定礎碑文が展示してあるのを見て、心底愕然とした。ここまで貴重なモノ、持って来て良いの?その他、アンティオコス?世の王妃の頭部を模したブロンズ像(私の手元の、足利惇氏著『ペルシア帝国』では、王妃ではなく王の像となっているが)もあって、見応え充分、という感じである。私は見ながら与太話を延々としていたから、殆どギャラリー・トークをやる学芸員の気分ですな。たっぷり見て回ったら、1時間半ほどがすぎていた。


ペルセポリスの写真を見て落涙していたら、笑われたが。


F女史と別れた後、京都から梅田に移転したブリティッシュ・カウンシルに足を運ぶ。英国の大学の資料集め。やはり、一冊は留学ガイドを買わないと話にならないな・・・