また別の「天空の城」を求めて

※9月15日アップロード

昨日と今日の2日をかけて、青春18切符で岡山に足を運びました。目的は岡山で教鞭をとる、御主人様友人F女史にパフェをおごってもらうこと(笑)と、備中松山城を訪問することです。
昨日、京都を発って岡山へ。姫路までは新快速で速かったのですが、その先が・・・乗り継ぎのために待機していた相生など、何もなくてひたすらボーっとするばかり。岡山に到着すると、12時半を過ぎておりました。さすがにパフェの時間には早いので、おやつの時間まで岡山オリエント美術館と岡山城を見学することに。
オリエント美術館では、天理から始まった巡回展「ギリシア考古学の父 シュリーマン」展が開催されており、すでに5月に天理で見学してきたにもかかわらず、再びシュリーマンの手書きの指示書(それも英語の!)が入った原画の数々と再会。天理考古館所蔵の、シュリーマンの手書きの指示が入った発掘報告書の原画が30枚ほどということですが、それが展示されるということで、5月に天理で最初にみたときは腰を抜かさんばかりに驚きました。それが所を変えて、岡山でも同じ原画を見ることになりました。この博物館に足を運ぶのは7年ぶり、その時はペルガモン展でありました。その後の蓄積の結果、美術館の学芸員・四角隆二さんと研究会で知り合いとなったこともあり、受付で取り次ぎを頼んでみました。すると、出て来てくれた上に展示品や館内の展示設備の解説まで丁寧にしてくださいまして、貴重な解説独り占めとなったことが嬉しい一方、学部生たちにも聞かせてあげたい!と残念に思った次第。
美術館と岡山城を見学した後、岡山駅近くにてF女史と合流。今年4月に京都で会っていますが、その時は研究会のため単身でした。今回はお子さん付き、そして私の目的はパフェをおごってもらう、という(苦笑)そのお子さんに私の帽子を被らせてみたところ、すっかり気に入ってしまって手放してくれないのでいささか困る一幕も。百円で買ったものですので、あげてもよかったのですが。心温まるひと時でした。
翌日、今日は備中松山城へ。岡山駅から電車で1時間ほど、備中高梁駅で下車して城へ向かいます。城は駅からよく見えるよく見える・・・なにしろ山の上に立つ城です。海抜430メートルということで、市内からも、山頂に城をいただく臥牛山がよく見えました。そのふもとまではすぐでしたが、そこから城までの登りがきつかった・・・同じく城への道を歩く、見知らぬ中年男性と雑談しながら1.6キロの道を上りきり、到着した要害堅固な山城には、小振りながらも優美な天守閣が君臨していました。実によく歩いた、2日間の小旅行でした。