小島剛一さんとの出会い:その4

※9月11日アップロード

秋の長雨に祟られるあいにくの天候、揚句に午前中は検査のため通院した病院で2時間待つ・・・という具合に、なかなかひどい滑り出しの1日でしたが、午前11時半に三条京阪の「土下座」前に到着しました。4年連続、今年も小島剛一さんとお会いすることができました。合流地点について「三条京阪」とお伝えしたところ、
「駅名のことでしょうか?」
との質問を受け、あっと声を上げてしまいました。私にとっては既に地名として自明のものとなっていますが、他所から来た方、そして在外経験の長い方には自明ではない、・・・ということを確認した次第。
今年も雨模様の空をにらみながら、何処で会うかと勘案した結果、一昨年と同じく東山散策に決めました。雨宿りをしながらの散策には丁度よかろう、という読みが不幸にして(?)当たってしまい、知恩院の三門で腰を下ろし、雨模様の空を眺めながらの四方山話にふけることとなりました。内容がきわめて多岐にわたったため、どんな内容を話したか、という点についての全般的なお話は省略いたします。ただ、その時出た話題のひとつが、今年1月にフランスで起きた「シャルリー・エブド」襲撃事件に関連したものでした。小島氏は今年も秋田や東京で講演される予定で、この事件に関する話題に触れる一方、主たる研究対象であるトルコのことを話されるのではないかと思います。
今年もまた小島氏とお会いできた幸運をかみしめつつ、また次の目的地へと発って行かれる碩学の背中を、鴨川のほとりで見送ったのでした。