観劇日記・立命芸術劇場「エメラルド」

後輩・鯨崗氏ことヒゲちゃんが演出を務めた立命芸術劇場卒業公演「エメラルド」を観てきた。下鴨劇場のOBである後輩が、何故立芸の卒業公演の演出を?と思ったが、まあ、そこはそれ。ちなみにこの「エメラルド」は、4年ほど前にDOSネットというプロジェクトのやった芝居で、あの時は京都の学生劇団の伸びシロを集めて行われた芝居で、実に弾ける感じに溢れた芝居だった。それから数年、ただ一人だけ、その時と同じキャストで演じた以外は、当然ながらキャストが違う。何しろ、今年卒業する人たちが入学する、たった一ヶ月前に行われた芝居だからね。ついでながら、立命芸術劇場の芝居を観るのは、何と今回が初めて。
一度観た芝居を違うキャスティングで観るというのはよくある話だが、最初に感じたのは、無理もないことながら違和感。しかし、だんだんと芝居が進むにつれ、
「嗚呼、懐かしい」
という心の叫びに心覆われていった。良い芝居だった。
外は雨が降り出してやまず、しばし待たざるを得なかった。